今、復縁工作の相場は安定しつつあります。その理由としては、探偵業に対して法整備がなされたため、法外な料金を請求するということができなくなったからです。探偵業者が行っている業務内容は、どちらかというと目に見えないものを提供するため、実際にどれぐらいの費用がかかっているのか分かりにくい面があります。でも、法律が整備されたことで、相場が安定しつつあるのです。
<10年以上前は規制がなかった>
実は、探偵業に対して法規制がされたのは、つい最近のことでした。2006年6月8日に公布、そして翌年の6月1日から施行された、探偵業法が、日本で初めての規制法律だったのです。内容は、探偵業を開始する時に、都道府県の公安委員会に届け出や報告する義務を設けたこと。そして、守秘義務の業者規制と、依頼者への説明書面や契約書面の交付を義務付ける業務規制の二つが定められたのです。それまでは、探偵業者に対して規制がなかったため、探偵や信用調査会社を利用した人から、数々のトラブルが報告されておりました。
主な内容は、十分な調査をしてもらえなかった、法外な料金を請求された、というものです。中には、相談した探偵業から、話した内容をネタに恐喝されたなどという信じられないものもあります。それに歯止めをかけるために、規制が作られたという背景があります。
<正規に営業している企業であれば安心>
つまり、しっかりと都道府県に業務の届け出をしている探偵社や信用調査会社であれば、法外な料金を請求はできません。だから依頼する側としては、正規に営業している企業と契約すれば、ひとまず安心と言えるでしょう。そして、法で整備されたことで、ある程度、復縁工作に架かる費用の相場も安定しつつあります。現在は、100万円から300万円が一般的な相場とされております。そして今後も、この料金の間で安定し続けるのではないかと見られております。何事も、法規制というものは大事だということが分かりますね。一昔前は探偵社や信用調査会社というのはどこか怪しい雰囲気がありました。
しかし今はそんなことはなくなってきているのです。